今週のお題「睡眠」
毎日、決まった時間に寝て、太陽が昇る頃に起きて
そのような生活リズムが理想ではあるけれど、中々難しいですよね。特に寒い時期は、あたたかお布団の中にずっといたいと思うのも素直な気持ち。
ここでは、睡眠についてアーユルヴェーダの智慧を取り入れて簡単に書いていこうと思います
不眠症になっても薬だけは絶対に避けて頂きたい。薬は癖になり、量や種類がどんどん増えてしまいます。アーユルヴェーダは予防医学ですが、自然の力で体調を整えていきます。
アーユルヴェーダでは、睡眠は、生命を支える3つの柱(食事、睡眠、節制された性生活)の一つとして非常に重要視されています。睡眠は体、心、そして魂の調和を保つための不可欠な要素であり、適切な睡眠を取ることで健康、幸福、そして精神的な安定がもたらされるとされています。
1. 心と体の回復
睡眠中に体の自然な修復プロセスが行われ
オージャス(生命エネルギー)が補充されます。
2. ドーシャのバランス調整
ヴァータ、ピッタ、カパという3つのドーシャが睡眠に深く関わっています。
不規則な睡眠は、これらのドーシャのバランスを
崩し、身体的・精神的な不調を引き起こします。
3. 精神の安定
良質な睡眠は、心を穏やかに保ち、ストレスや不安を軽減します。
逆に、睡眠不足は心の動揺を招き、感情的なバランスを失わせます。
アーユルヴェーダでは、睡眠障害の原因を
3つのドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カパ)の乱れに分類します。
1. ヴァータの乱れによる睡眠問題
不安、不眠、浅い眠り。神経系が過剰に活性化している状態
対処法として、寝る前に温かいミルクやギーを少量摂取する。アーモンドミルクでも。
セサミオイルで頭皮や足裏をマッサージする。
ハーブティー(アシュワガンダ、ジャタマムシ)を
摂取する。
2. ピッタの乱れによる睡眠問題
夜中に目が覚める、寝つきが良くても深夜に覚醒しやすい。過度の熱や怒りの感情が関与。
対処法として、クールダウンを意識
(ココナッツオイルでマッサージする)。
寝る前に冷やしたローズウォーターやミントティーを摂取する。
寝室の温度を涼しく保つ。
3. カパの乱れによる睡眠問題
過眠や朝の倦怠感。エネルギーが停滞し、身体が重く感じられる状態。
対処法として、 朝早く起きる習慣をつける
(特に日の出前の時間)
適度な運動でカパのエネルギーを刺激する。
軽い夕食を摂取し、消化力を高めるスパイス
(ショウガ、クミン)を取り入れる。
1. ディナチャリヤ(1日のリズム)
アーユルヴェーダでは、規則的な生活が重要です
睡眠の時間と質を整えるために以下を守ります。
《早寝早起き》
夜10時までに寝ることが理想的。これにより、カパのエネルギーを利用して自然に眠りに入れます
《日の出前の起床》
ピッタとカパのエネルギーが高まる時間(夜遅くまで寝ること)は避け、ヴァータの時間帯(朝の静寂)を活用します。
2. 快適な睡眠環境
寝室の環境: 寝室は静かで涼しく、暗い環境を整えることが重要です。ラベンダーやサンダルウッドなどのアロマを使うことで、リラックスを促進できます。
3. 食事の工夫
《消化に優しい夕食》
寝る3時間前までに軽い夕食を済ませます。重い食事は避け、温かいスープやハーブティーが理想です。
《眠りを促す食材》
デーツ、ナツメ、温かい牛乳、アーモンド、スパイス(カルダモン、ターメリック)を取り入れます。
4. セルフケア
(アビヤンガ・マッサージ)
寝る前に温かいオイルでマッサージすることで、神経を落ち着かせ、深い眠りを促進します。
《使用するオイル》セサミオイル、バラオイルブラーミオイル
1. アシュワガンダ
ストレス緩和と神経系の安定。眠りを深める。
《摂取方法:》粉末またはカプセルで、寝る前に温かいミルクと一緒に摂取。
2. ジャタマムシ(インドナガコショウ)
鎮静作用があり、心を落ち着かせる。
《摂取方法》ハーブティーとして使用。
3. ブラーミ(バコパ)
精神をリラックスさせ、睡眠をサポート。
《摂取方法》茶やオイルで頭皮に塗布。
アーユルヴェーダでは、個々のドーシャや体質に基づいたアプローチが重要とされます。これらの方法を組み合わせることで、自然で調和の取れた眠りを得ることができます。あなたのドーシャを診断してみるといいでしょう
ここからは一般的に言われている睡眠について
書きます
1. 睡眠の質の種類
睡眠は主に以下の2つの段階に分けられます
《ノンレム睡眠 (NREM)》
眠りが深く、体が休息し、回復する段階。
体温が下がり、心拍数も減少します。さらに、NREM睡眠は以下の4つの段階に分かれています。
• N1: 眠りに入る浅い段階。
• N2: 深い眠りに移行する段階。
• N3: 最も深い眠りで、体の回復が進む段階。
• N4: さらに深い眠りで、ホルモン分泌などが行われる。
《 レム睡眠 (REM)》
夢を見る段階で、脳が活発に働いています。記憶の整理や感情の処理が行われ、体の筋肉は一時的に麻痺して動かないようになっています。
睡眠は量より質が大事
2. 睡眠時間
成人にとって理想的な睡眠時間は、7~9時間とされています。しかし、個人差があり、5~6時間で十分な休養を得る人もいれば、9時間以上の睡眠が必要な人もいます。重要なのは、質の高い睡眠を取ることです。
3. 寝る時間
寝る時間は、体内時計(サーカディアンリズム)に合わせることが重要です。理想的には、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが推奨されます。寝る時間帯としては、午後10時~午前2時が「ゴールデンタイム」とされ、この時間帯に睡眠を取ることで成長ホルモンの分泌が最も活発になります。
4. 快適な睡眠を確保する方法
睡眠環境の整備: 快適な寝室を作りましょう。温度は18~22度、湿度は40~60%が理想です。また、遮光カーテンや静かな環境も重要です。
寝る前の1時間はリラックスできる時間にしましょう。読書、瞑想、深呼吸などが効果的です。
規則正しい生活も大事で、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが、体内時計を整えるのに役立ちます。
5. 睡眠不足の時の対処法
昼寝は睡眠不足を補うために昼寝を取るのは良い方法です。ただし、昼寝は20~30分程度にとどめ、午後3時以降は避けるようにしましょう。
睡眠不足を補うためにコーヒーやお茶(カフェイン)を飲むことがありますが、午後以降に摂取すると逆効果になる場合もあるので注意が必要です。
眠気を感じたら軽いストレッチやウォーキング、ヨガなど運動をして、体を目覚めさせることも効果的です。
6. 快適な睡眠のための食事
《トリプトファン》
セロトニンやメラトニンの生成を助ける食材(チーズ、ナッツ、バナナ、ターキーなど)。
《カルシウムとマグネシウム》
睡眠を深める効果があり、牛乳、ヨーグルト、ほうれん草、アーモンドなどに含まれています。
《軽めの夕食》
寝る前に重い食事を取ると消化にエネルギーが使われて睡眠の質が下がるため、軽めの食事を心がけましょう。
1. デルタ波 (0.5~4Hz)
最も深い睡眠状態(ノンレム睡眠第3・4段階)で見られる脳波です。身体の修復や成長ホルモンの分泌を助け、深い休息を提供します。睡眠導入や熟睡を目指す際に効果的です。
2. シータ波 (4~8Hz)
眠りに入る過程や浅い眠りで現れる脳波です。
瞑想やリラクゼーションに適しており、寝つきを良くするために役立ちます。半覚半睡の状態を作り出します。
3. アルファ波 (8~14Hz)
リラックス状態や瞑想、落ち着きを感じているときに現れる脳波です。日中のストレス解消や、リラックスした状態から睡眠への移行をスムーズにするために使用されます。
4. 432Hz 音楽
一部の研究や理論では、432Hzの音楽がリラックス効果を高め、自然との調和を促進するとされています。ストレスを軽減し、心拍数を安定させることで、睡眠に入りやすい状態を作ります。
5. 528Hz 音楽
「ソルフェジオ周波数」の一つで、特に癒しやDNAの修復と関連付けられる周波数です。心と体を落ち着かせ、感情的な安らぎを促進します。
自然音や環境音
鳥のさえずりや雨音、波の音などもアルファ波やシータ波を誘発する効果があるとされています。
サウンドセラピーアプリ
YouTubeやアプリで、「デルタ波」「シータ波」
432Hz、528Hzなどを検索すると、睡眠用の音楽が見つかります。
自分の体質、また生活習慣に極度の負担をかけない快適な睡眠方法を見つけましょう。
形に拘りすぎるとそれがストレスになってしまうので適度に取り組んでいきましょう!
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