
真我を思い出す祈り
この祝詞は、単に
『不浄を祓う』ためのものではありません。
もっと深い次元で
私たちが本来もっている
清らかさと神性を思い出すための祈り
なのです。
人は本来
神の御霊(宇宙と同じ本質)である
六根(目・耳・鼻・口・身・心)
を清め静めよ
穢れを見ても
心まで汚さないことが大切
六根が清まれば、五臓も静まり
天地と同根・万物と同体となる
この境地では
祈りは自然に成就する
人間は本来、天と地と同じ神聖な魂を
持っています。
心を静かにし、清らかさを保つことが
本来の神性を生きる道です。
目や耳や鼻や口、体や心を通して
さまざまな不浄や雑音が入ってきても
それに染まらず、心の奥の静けさを
保ちなさい
そうして
六つの感覚が清まると
体も安らぎ、天と地の神々と同じ根から
生まれていることを思い出します。
そのとき、すべての存在とひとつである
本当の自分に目覚めます。
この気づきの中では
祈りは自我の願いではなく
天の意として自然に叶えられるのです。
真我の視点からの読み解き
この祝詞を真我(純粋意識)の視点から
見ると言葉の奥にあるメッセージが
見えてきます。
『六根を清める』
→ 感覚を通じて世界にとらわれる心を
解放すること。
『不浄を見るが心は汚れない
→ 現れをそのままに見て
巻き込まれない意識。
『天地と同根、万物と同体』
→ そもそも分離がなく、すべてが
一つの意識の現れであるという気づき。
『祈りが自然に成就する』
→ 願いと叶うことの区別すらない静けさ。
つまり、この祝詞は『心を清めなさい』
という道徳的な教えではなく
『すでに清らかな本来のあなたを
思い出しなさい』という
呼びかけなのです。
傷ましむることなかれ
祝詞の中でも特に深い一節が
『我が魂を傷ましむることなかれ』です。
これは単に『自分を傷つけるな』という
意味ではありません。
魂そのものは
常に完全で傷つかない存在です。
傷ついたと感じるのは『私』という
心の物語であり、真我ではありません。
だから『魂を傷つけるな』とは
心の波を魂に重ねるなという
呼びかけなのです。
つまり
外の出来事や他人の言葉が
魂を傷つけるのではなく
それを『汚れ』と解釈する自分の心が
魂を曇らせているのです。
共鳴するメッセージ
《英語原文》
The Self is ever pure and untouched;
it is the mind that imagines impurity or suffering.
《日本語意訳》
真我は常に純粋で完全である。
穢れや苦しみは、心がつくり出した
幻想にすぎない。
《解説》
六根清浄大祓が説く『心に穢れを移さない』
という教えと響き合う言葉。
外界の現象は魂を汚さず、本質の清らかさは
変わらないと示している。
《英語原文》
Before the mind names it, nothing is impure.
Awareness itself is untouched by what arises.
《日本語意訳》
心が名づける前には、何も不浄ではない。
現れるものに、意識そのものは触れない。
《解説》
『不浄を見るが心は汚れない』という
祓詞の一節に重なる。
汚れや清らかさというラベルを超えた
純粋な在り方を指し示す。
《英語原文》
When the mind is silent, the division between
the observer and the observed ends.
In that silence, all is one.
《日本語意訳》
心が静まるとき、観る者と観られるものの
分離が消える。
その静けさにおいて
すべてはひとつである。
《解説》
観察者と観察対象の二元性が
消える瞬間を語る言葉。
六根清浄大祓の「天地と同根、万物と同体」
と同じ境地を示している。
《英語原文》
When it is seen that there is no doer, peace arises.Nothing is stained, nothing is ever lost.
《日本語意訳》
行為者がいないとわかるとき
平安が訪れる。汚れず、何も失われない。
《解説》
『魂を傷つけるな』という祓詞の核心と
響き合う言葉。
すべてが自然に起きているだけであり
真の自己は変わらず清らかだと示している。
ネガティブなニュースや人の言葉を耳にしても
心まで汚さないと意識する。
自分を責めそうになったとき
魂はもともと清らかだと想い出す。
瞑想や祓詞の唱和で、感覚の奥にある
静けさを味わう。
『清める』というより
もともと清らかだと気づくことが
真の祓いだと理解する。
私たちはもともと清らかで
天地と一体である
清めるのではなくそれを思い出す祈り。
六根清浄大祓は、古代の祓詞でありながら
現代の私たちにとって
深い癒しと目覚めの力を持っています。
不浄を避けるのではなく
不浄の中でも心は汚れないという真実を
思い出すとき、私たちは自然に
平安と静けさに包まれます。
その静けさの中で、祈りは努力によらず
自然と叶えられていくのです。
⭐️Pure soul からのメッセージ⭐️
あなたの本質は、最初から清らかで
何ひとつ欠けていません。
清めるというより
清らかであったことを思い出す
それが、この祓詞の本当の力です。
目や耳や心が、日々の出来事に揺れても
その奥には、静かでやさしい光が
ずっと変わらずにあります。
その光に触れたとき
あなたは天地とひとつであり
万物と同じ根を持つ存在だと
気づくでしょう。
そこには、祈る者も、祈りの対象もなく
ただ一つの意識があるだけです。
この祓詞を唱えるとき
どうか「清めよう」と力むのではなく
すでに清らかな真我に帰る道として
響かせてみてください。
あなたの内なる静けさが
世界そのものの静けさとひとつに
なるでしょう
最後まで読んでくださり
ありがとうございます♡
こちらの六根清浄大祓
一緒に聴いてみてね♡